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黒さつま鶏(地鶏)

黒さつま鶏の特徴

鹿児島県畜産試験場では、「さつま若しゃも」、「さつま地鶏」に続く「薩摩鶏」を活用した新しい地鶏の作出に取り組み、平成18年度に、父方種鶏を「薩摩鶏」、母方種鶏を「黄班プリマスロック」とする一代交雑鶏「薩摩鶏新交雑鶏」を開発しました。
この新交雑鶏は、鹿児島県知事により「黒さつま鶏」と命名され、平成23年から生産が始められることになりました。
黒さつま鶏の雄は黒白黄斑、雌は総黒の羽をもち、筋線維が細かく、適度な歯ごたえがあり、うま味成分であるイノシン酸を多く含んだ地鶏肉です。

地鶏肉のJAS規格に適応した育て方

生後28日以降は出荷まで広々した平飼い鶏舎で育てます。通常のブロイラーの2~3倍以上の期間、じっくりと大事に育てます。

美味しさの特徴

「黒さつま鶏」の肉はブロイラーと比較して、水分・粗脂肪が少なく、弾力のある肉質で、黄色味が強く、うま味成分の一つであるイノシン酸が多く含まれています。
また、もも肉の筋繊維を調べたところ、ブロイラーと比較すると、「黒さつま鶏」の方が細く筋繊数が多いことがわかりました。
黒さつま鶏の肉質は、筋線維が細く、適度な歯ごたえがあり、うま味成分を多く含んだ地鶏肉です。

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